2018年 09月 26日
五里霧中って感じの現状 |
昨晩はバイト先のバーに入っていた。
バーのカウンターはいつも誰かが適当に入るシステムなのだが(システムになってない)、
最近新しく入った女の子も来ていて、ガラガラなのに二人体制となった。ママもいるので三人だ。
最終的にちらほらと人も増え、私の友人もひとり訪ねてきてくれた。
その一緒になった女の子というのが、ものすごく美しく、お洒落で、料理も上手で、
気が利き、客あしらいもうまく、一緒にいてうれしくなっちゃうような人なのである。
私は美人のお姉さんが好きだ。あまりにうれしい環境だ。
私はそんなに美しくなく、また美しさを磨くことに無頓着で、
料理がまったくできず、気が利かず、言葉選びなどがちょっと変と言われがちだ。
マジで場違いと思いながらも「まあええやん」と図太く居座ってきたので、
彼女の加入によってものすごく安心したのを覚えている。
ああ、この場に必要とされる人材が入った、よかったと思った。
ロシアンルーレットのカラシ入りたこ焼きはまずおいしいたこ焼きが多数あってこそ許されるのであり、
単品のカラシ入りたこ焼きはちょっといただけない。
長くカウンターの顔を勤めていた女の子が辞めたばかりであり、要はほっとしたのだ。
バーのお客さんはだいたい50代以上の所得高めの男性である。
カウンターには基本的にひとりで入っているが、あらためて彼女の仕事ぶりを見ているとすごいのだ。
「僕には人を見る目がある」と言って、結構な要職に付いている人が彼女に目をかけ
赤ワインをボトルで入れたりするのだ。それに対してすかさずその人も
「私は赤ワインが一番好きなんです〜」とまったく自然に返す。高次のコミュニケーションだ…。
もはやお客さんと同じ立場で「まじですごい…」とか声にでちゃう。
しかしてその帰り道、夜の新宿を歩きながら友人が私に向かって「三枚目をやるのは疲れない?」と言う。
これに対するアンサーは、なんの嘘偽りもないまっすぐな「疲れない」だ。
いや、今思えば多分昔のある時点までの自分だったらむちゃくちゃに疲れ、気にしているテーマだったと思うんだけど
長くテーマを掲げ続けた結果としてもう折り合いがついたというか…解決済みの質問というか…。
深夜にパイ投げしたことを始めとし、いろんな人の何気ない一言をかき集めてかき集めてかき集めて、
美しいものは美しく、それは純粋に良いもので、私が二枚目になれないのはそれでいいじゃんと。
シチュエーション的に引け目を感じそうな力学が生じる場面でも、そういう物語に乗せられず、
純粋に良いと思ったものは良いと口に出していいやんけと…。
最初からゴールを設定し、そう思いたい、思おう思おうとして、実現したという感じだ。
(ていうかこれ、大樹の陰で楽をしているのでむしろすごく卑怯なことだ。まあそれは別の問題なので保留。)
あと、彼は私と苦手な常連客とのやり取りを隣で眺めていた感想として、
「お互い苦手に感じているのはわかるし、ああいう型にはめたやり取りで
維持しているのもわかる。向こうもいももちを構ってやっているという意識がある」
と発言し、全くもってバレていた。さすがだ。むしろこっちにギクリとした。
さらに口調など忘れたが以下の2点もすごく興味深い感想だった。
・男社会のコミュニティに入るとき、積極的に自分を茶化していくのは
私が所属していたサークル特有の雰囲気を感じる。
・積極的に茶化していく方向性ではおっさんの地獄はなくならない。
(※酔って下ネタいってくる人はよくいる、それをうけてのやつ)
これらは長く考え続けていきたいやつである。
早稲田の教授のことも、新潮45のことも、ツイッター社の「動物以下」のこともある。
あと最近、ミスidの人と知り合って話したことにも影響されている。
「私は大丈夫」「私は磨耗しない」というのは、世界からみればまったく関係ないし、
なんっのゴールでもないし、もっとちゃんと勉強したら実は全然大丈夫じゃないことに気づくかもしれないしな…。
おすすめされた本を借りられてもいない。
なんか馬鹿を晒すようなこと書いて恥ずかしいなあ。
by imo_mo_chi
| 2018-09-26 17:08
|
Comments(0)